腰椎椎間板症
(ようついついかんばんしょう)

腰椎椎間板症とは?

  • 腰椎の背骨の間でクッションの役割を担う椎間板が傷んで痛みの原因となっている状態です。
  • レントゲンでは、椎間板の高さが減っていたり背骨の配列の乱れがみられます。

どんな症状?

  • 腰痛が主な症状です。
  • 下肢に痛みやしびれは生じません。

治療方法は?

  • リハビリテーションが主な治療になります。
  • 当院のリハビリは腰椎椎間板症に特化しており、より専門的な治療が可能です。

リハビリはどんなことをするの?

Step1

ご自身の腰に日常生活でどのような負荷がかかって痛みが出現したのかを考えてみましょう。
→腰椎間板症の原因は様々ですが、多くは長時間のデスクワークや日常生活での中腰の作業など同一姿勢を続ける事で腰椎の椎間板に負担がかかり続けることで発症します。

自分でのチェックポイント

  1. 痛みが出たきっかけが何かを振り返ること
  2. 日常生活でしていることが多い姿勢は何か
    例)デスクワーク、TVをみていることが多い、重たい荷物を運ぶ
  3. 何をすると痛みが強くなるのか
    例)腰を曲げると痛い、座っていると痛い、歩くと痛い

Step2

自分でできる簡単な体操をやってみましょう。
例)丸まっていたことでずれた椎間板を腰反らし体操で修正していくことで痛みが改善していきます。

※体操が合わなくて悪化する可能性もあります。悪化した時は無理に続けず中止してください。

Step3

腰の体操でよくならなければ他にも原因を探してみましょう
→腰痛の原因として背中や股関節の硬さを代償して日常生活動作で腰が過度に動くことで負担が蓄積する事も要因になりやすいです。
腰の体操で改善しない場合は腰以外の動きのチェックをして、複合的に治療をすすめていくことで改善を目指します。

Step4

お茶の水整形外科へGO
→自分でやっていてもよくならない、どうしたらわからない時は専門家に相談をしましょう。
当院では国家資格を有した腰痛に特化したセラピスト患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドのリハビリを提供できます。
そして、なるべくは患者様自身の力で改善を図れるようサポートしていきます。
お困りの症状がありましたらお気軽にご相談ください。

椎間板は椎体と椎体の間にある軟骨で、衝撃を吸収するクッションの役割と背骨のつなぎ目として背骨全体の動きを出す役割があります。椎間板は外側の線維からなる線維輪と、その中のゼラチン状の髄核から構成されています。椎間板は姿勢や動作の影響で負担がかかりますが、髄核がずれて線維輪に亀裂が入ると痛みが生じた状態を腰椎椎間板症と呼びます。

基本的な症状は腰痛で、痛みが無くても腰のこりや違和感、動きの悪さなどとして自覚するときもありますが、このような状態を放っておくと腰痛になる可能性があります。

腰痛があることと、腰の動きで痛みが変化すること、および足の痛みやしびれがないことで診断できます。レントゲンでは椎間板腔の狭小化がみられることもありますが、明らかな異常が認められないこともあります。MRIでは椎間板の水分が減ることでの変性が認められることがありますが、初期の段階ではMRIでも異常がないこともあります。

痛み止めの内服は、痛みが強いときには有効ですが、胃炎や胃潰瘍などの副作用が出ることもあるので漫然と長期間続けるべきものではありません。根本的治療は髄核のずれを戻す体操と姿勢や動作の改善で、髄核がずれないようになると線維輪の亀裂が治って瘢痕化してきます。髄核がずれた状態が続くと徐々に髄核の水分が減少して線維輪の変性を起こし、椎間板がつぶれてきます。

ニュース
2020/12/07
院長の書籍「頸椎症を自分で治す!最新版」が主婦の友社から出版されました。
2020/12/04
インフルエンザ予防接種(自費3,000円)を行っております。
2020/09/12
院長の記事「治らないってあきらめないで!腰痛」がバイラ2020年9月号(集英社)に掲載されました。

診療時間のご案内

診察は予約制ではありません。事前に診察希望日時にお名前をネットか電話で登録していただいた方から順番にご案内差し上げております。急患などの状況によっては、お呼びする順番が変わる場合がありますのでご了承ください。
※リハビリと装具は予約制となっております。

診療時間のご案内

診察は事前に診察希望日時にお名前をネットか電話で登録していただいた方から順番にご案内差し上げております。完全なる予約制ではございませんので、どの患者様も待ち時間が発生いたします。また、急患などの状況によっては、お呼びする順番が変わる場合がありますのでご了承ください。
火曜日・水曜日・木曜日は終日医師2名体制での診療を行っており、他の曜日に比べて少ない待ち時間でご案内できます。
※リハビリと装具は予約制となっております。

外来担当医表 2025年4月1日~

        
診療時間 ※第3火曜
08:30

12:00
榎本 榎本・宮本 榎本・黒岩 榎本・佐々部 榎本 宮本
14:00

17:30
榎本 榎本・宮本 榎本・堀江 榎本・佐々部 榎本猪瀬・宮本

脊椎:榎本医師・宮本医師・猪瀬医師
膝:堀江医師・佐々部医師
上肢:黒岩医師
骨粗鬆症:猪瀬医師
診察の予約・確認はネットからも可能です。
初めて受診される患者様、前回の受診が4カ月以上前の患者様は【終了時間30分前】までにお越しください。
榎本医師は第3火曜日は終日休診となります。担当医は急遽変更になる場合がございます。
予めご了承ください。
宮本医師、黒岩医師、佐々部医師の診療は9:00からとなります。
土・日・祝日は休診となります。

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