筋緊張性頭痛
(きんきんちょうせいずつう)

頭蓋内に器質的な病気がなく慢性的に生じる頭痛の中で最も頻度の高いのが緊張型頭痛です。男性より女性に多く、頭頸部の筋肉の過剰な緊張が痛みの原因と考えられています。

症状
頭の両側が締め付けられるように痛くなり、吐き気はあっても軽度で、いったん生じると数日以上にわたって持続し、午後から夕方にかけて痛みが強くなる傾向があります。頭痛以外に不安感、疲労感やうつ症状を伴うことがよくあります。
診断
両側の締め付けられるような頭痛で肩こりが同時に見られるが、頭を動かしても頭痛が増強せず、筋肉を圧迫すると痛みを強く感じるといった症状と、MRIで頭蓋内に器質的な病変がないことで診断します。
治療
消炎鎮痛剤などの痛み止めの内服は、症状を抑えるための対症療法で、胃炎や胃潰瘍などの副作用が出ることもあるので漫然と長期間続けるべきものではありません。症状が長びき、不安感や うつ症状などがある場合には、抗不安薬や抗うつ薬も用いられます。電気治療あるいは温熱などの物理療法やマッサージやハリ治療は、一時的に腰痛や坐骨神経痛を軽くすることはありますが、しばらくするとまた痛みが出てきます。

【ハイドロリリース(筋膜リリース、ファシアリリース)】

筋膜とは

筋膜は、筋肉を包んでいる膜のことで、身体全体にはりめぐされています。

身の様々な器官や筋線維、神経などとも連結されているので、第二の骨格とも呼ばれています。筋膜には筋肉の保護、筋収縮時の滑りを助ける作用、血管や神経、リンパ管を支えて通過させる機能があります。筋膜は幾つもの膜が重なり合っており、すべての筋組織はお互いに滑りあうように動きます。そのため、筋膜がうまく動かなくなり(癒着状態)滑りが悪くなると、筋膜を通っている血管や神経、リンパ管などの通過部分が圧迫されて循環障害などが起こります。
筋肉の痛み、こりやつっぱり感、動きの悪さなどの症状は、筋膜や周囲組織と癒着した神経が関与しており、姿勢の悪さや無理な動作が繰り返されることにより、全身の筋肉とそれを包む筋膜が炎症・血行不良を起こして、筋膜の癒着が生じます。
この筋膜の癒着により、スムーズに動いていた筋肉の動きが制限され、身体の様々な部位のつっぱり感や肩こり、腰痛などの原因になると考えられます。

ハイドロリリース(筋膜リリース)とは

ハイドロリリース(筋膜リリース)とは、注射で筋膜をハイドロ(液体)でリリース(剥離、緩める)する治療です。超音波画像検査(エコー)を使用して、リアルタイムに筋膜や周辺組織を確認しながら、癒着部分へ正確に薬液を注入して筋膜の癒着を剥がします。筋膜リリースマッサージやストレッチと異なり、注射で直接剥がすためより効果的な治療になります。

従来行われてきた注射(トリガーポイント注射)は押して痛い部位を探して、局所麻酔薬などを注入し疼痛を軽減を期待する治療でした。ハイドロリリースは筋膜の癒着を剥がす事を目的としますので、注射で使用するのは極少量の麻酔薬が含まれた生理食塩水です。そのため、副作用の心配は無く、患者様へのご負担の少ない治療方法となります。トリガーポイント注射では薬剤の効果が消失したら、症状が再発することが多かったですが、ハイドロリリースでは原因となる癒着を剝がすことにより、症状の改善効果が比較的長続きすることが期待されます。

ハイドロリリース(筋膜リリース)が有効な症状

首の痛み、肩こり、背中の痛み、腰痛、肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)、膝痛、筋肉のこり・張りが強い方に有効とされております。

ハイドロリリース注射(筋膜リリース注射)の流れ

1.診察で症状(痛みやこり、動きの悪さ)の原因を検査・診断していきます
2.エコーを使用し、症状の原因となっている部位を特定し、ハイドロリリースの適応か確認します
3.ハイドロリリース適応疾患であれば、エコーにて注射部位を特定します
4.エコーガイド下で注射を行い、癒着部分をピンポイントで剥離していきます

ハイドロリリース注射(筋膜リリース注射)後の注意点

・注射部位の痛みや腫れ、内出血をきたすことがあります 当院では注射の痛みを極力少なくするために細い注射針を使用しています
・注射後しばらく注射部位の重だるさを感じる場合があります
・お風呂やスポーツなどの活動制限はありません

効果を持続させるために

ハイドロリリースによって、症状が消失しても、日常生活での身体の使い方や姿勢などが変わらなければ症状は繰り返し出現してしまいます。
当院では患者様一人ひとりの生活習慣や姿勢などを評価し、症状の再発を防ぐためにリハビリテーションを行っております。生活環境や身体の使い方などは一人ひとり異なります。それぞれに環境に合わせた身体の使い方をお伝えし、症状の出ない体つくりのサポートをしていきます。

ハイドロリリース注射の費用

保険診療内で行わせていただきます。
担当は松村副院長です。
ご予約は
こちらから

ニュース
2020/12/07
院長の書籍「頸椎症を自分で治す!最新版」が主婦の友社から出版されました。
2020/12/04
インフルエンザ予防接種(自費3,000円)を行っております。
2020/09/12
院長の記事「治らないってあきらめないで!腰痛」がバイラ2020年9月号(集英社)に掲載されました。

診療時間のご案内

診察は予約制ではありません。事前に診察希望日時にお名前をネットか電話で登録していただいた方から順番にご案内差し上げております。急患などの状況によっては、お呼びする順番が変わる場合がありますのでご了承ください。
※リハビリと装具は予約制となっております。

診療時間のご案内

診察は事前に診察希望日時にお名前をネットか電話で登録していただいた方から順番にご案内差し上げております。完全なる予約制ではございませんので、どの患者様も待ち時間が発生いたします。また、急患などの状況によっては、お呼びする順番が変わる場合がありますのでご了承ください。
火曜日・水曜日・木曜日は終日医師2名体制での診療を行っており、他の曜日に比べて少ない待ち時間でご案内できます。
※リハビリと装具は予約制となっております。

外来担当医表 2025年4月1日~

        
診療時間 ※第3火曜
08:30

12:00
榎本 榎本・宮本 榎本・黒岩 榎本・佐々部 榎本 宮本
14:00

17:30
榎本 榎本・宮本 榎本・堀江 榎本・佐々部 榎本猪瀬・宮本

脊椎:榎本医師・宮本医師・猪瀬医師
膝:堀江医師・佐々部医師
上肢:黒岩医師
骨粗鬆症:猪瀬医師
診察の予約・確認はネットからも可能です。
初めて受診される患者様、前回の受診が4カ月以上前の患者様は【終了時間30分前】までにお越しください。
榎本医師は第3火曜日は終日休診となります。担当医は急遽変更になる場合がございます。
予めご了承ください。
宮本医師、黒岩医師、佐々部医師の診療は9:00からとなります。
土・日・祝日は休診となります。

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外国人患者の方へ
当院は外国語によるサポートを行っておりません。日本語の分からない方は、通訳をともなっての受診をお願い致します。

Instructions for International Patients
Ochanomizu Orthopaedic Clinic does not serve language assistance. Patients who don’t understand the Japanese language, please bring a translator with you.